忘却はいつもすぐ側で
1番大切なことを1番忘れてしまう
身近な真実を忘れてしまう
頭の上にかけっぱなしの眼鏡のように
ないないといって本当はすぐそこにあるのに
御神籤
冷静な頭を置いて肉体は
貴方とくちびるを重ねていたんだ
キスなんてしてしまう前の緊張感が
とびきりであとは惰性だ
他人に興味をもつふりができる
それが空気を読めだとかくだらない社会性になって
君はなんて素敵なんだって
お互いパッとしないくせに
演じあってる
さよならもはじめましても
もう何百回も繰り返してしまった
心を見過ぎて
またこれかなんて
神様気取りで
小馬鹿にしてしまう嫌な大人になった
ただまだ悔しい思いができるから
まだ心腐ってないかな
神様仏様なんまいだー
いつの時代でも生きづらい人間がいます
それでも行きなさい
最後まで何が起こるかわからないから
自分を見届けなさいと
おなかも満たされてもすぐ減るし
欲望なんかも満たされることなんてないか
とっ散らかった人生で
とっ散らかった男女交際で
とっ散らかった人間関係で
それでも宇宙の塵のように
遥か遠くからキラキラしていたらそれでいいのかもしれない
運命を馬鹿みたいに信じて馬鹿みたいに木っ端微塵
衝撃的な
私にとって衝撃的な
そしてその人も私に衝撃的であって欲しい
そんなことずっとずっとずっと思って生きてきた
特別な恋愛はある
たぶん人よりもあるのかも
劇的でドラマチックで本当馬鹿みたいに惹かれあっちゃってとか
でもそれって長くは続かない
あー、この人に私の人生を捧げたいだなんて思ったこと何度もあったけど
ただの勘違いで終わってしまったことたくさんある
私ってかなりのロマンチストだからそれが現実と浮世離れしちゃってるのかも
結局、人をあほみたいに愛してしまうから良くも悪くもたぶん付き合うってことに向いてないのかもしれない
平凡な恋愛なんか興味ないし、一目惚れで電撃が流れるような恋じゃないと私無理なんだよ
恋に溺れて愛で死にたい
それだけなんだ
ピリオド
今時は消費のスピードが瞬きをした瞬間に変わる。
呼吸をつく暇がない。
個性もそうだ。
全てが陳腐で飽和してることをみんな知ってる上で、新しい感化を求めてる。
人は楽を求めるけど、苦労して得るものの方が価値が高いと判断する。
過程が大切で完成はピリオドでしかない。
星と人の成分は同じなんだってこと
愛に関わればもう孤高には戻れない。その愛より強くなるか、弱くなるかだ。
自分にとって制作の始まりは、他者とのコミュニケーションがとれない、言語の代わりの創作が始まりで人とかかわるためのものだった。
今じゃコミュニケーションも前より円滑にとれるようになって忘れてしまっていたけど、
あたしは!!!
しゃべることも抱きしめあうこともキスすることも叶わないし暴力だってふるえない見ず知らずのあんたらに、
あんたらの脳を、記憶を、人生を直接ぶん殴るようなそんな作品をあたしは作りたいのよ。
そんな思いがたまに打ち上げ花火のように私の中でバチバチともがきながら打ち上がりまた消えて、しばらくしてまた打ち上げてを繰り返してる。
すぐ死ぬ私を私はまずぶん殴り続けなければならない。
また忘れないように
埋没しないように