2013-08-29 ガーネット 詩 ゴミでできた夢の島現実にあるユートピアと見えないユートピアの境目なのか緑に濁った海と色とりどりの花骨を砕いた粉があっという間に海に飲み込まれ溶けていく一匹と一人がひとつになり浮遊するクラゲのようにふわりゆらゆらとぐらぐらと照りつける夏の終わりの日差し魚のアーチかもめが唄う涙と海の味が顔の上で混じりあい泡の花となる生臭い生死の臭いで肺を満たされ船に揺られ宙に足がつかぬまま波に押され波に引かれまた私達は陸地を目指す夢路より何処までも