2014-03-23 燃える色 詩 君は随分バカなんだなぁ 逆立ちしながらそういうあなたは 重力なんて知らないように 軽々と空気を弾けさせる 分子構造を肌で感じるように 夕焼けが落ちていく様を あなた越しに見るのさ 触れていないのに なんだかキスされたような気になって 俯く私は緋色に頬を燃やす