2015-11-19 音階 詩 膜のような氷の上は鏡の様に私と世界を映し出しているそれを踏みつけると鼓膜を擽るような音で全てが心地よく歪んだ空がどんどん離れて暗く深い美しいコバルトブルーに落ちて身体は振動し鼓動は次第に速度を落としていく人は人を狂わす自分を持て余しその刃で噛みつきあいその痛みを代償としてまた自分をグリーミングするのだ信用という言葉のグロテスク私とあなたはノイズ溺れていくよ会話の不協和音オノマトペで愛したいのに