マンダリンオレンジ

さよならさ

マンネリ化した日々

虚無が広がる瞳孔

 

君はいまだ現れないで

私は両手を広げ

背からビルの間に倒れ込む

 

約束なんて大した拘束力もないのは

とうに知ってる

 

暇つぶしにするKISS&SEX

本当に食べたいものは

なかなかありつけやしない

 

血の匂いがしない潔癖な街に

血をわざわざ垂れ流しながら

 

君に思いっきり殴られるような

愛が欲しい

 

かわいそうってなんなんだ

本人が望んでるのに

よくわからないな

 

きっと君も私も臆病なんだ

 

睡眠薬でやっと寝付くと

もうなにが私の安心装置かわからない

 

神様と舌を絡ませたい

深緑色の饐えた魂で

もう一度生まれ変わる

 

身体に刃物いれて

私のダメなところ抉り取って

晴天に投げつけて

多種多様とかうざい

 

ひどい男が好きだよ

興味ないように私をおもちゃみたいに扱ってバラバラにして

 

女の欲望なんて死と隣合わせで

ふわっとなんかしてないよ

アイスピックでぶっ刺して

泣きわきめくぐらいの畏怖と愛を

身体に傷をお互いつけあおうよ  

 

私が泣くくらい愛してよ

そのぶん私もあなたのこと殺すいきおいでうけいれるから