さよなら私

私が望む愛は結局手に入らなかった

氷山の氷が溶けていく

孤独の先に何もないとしる

愛でれば愛でるほど壊れ汚れいく愛のかたまり

 

自重で沈み込む

 

ほらまた世界が壊れはじめた

 

人間は脆いし勝手だし

私も何者でもない

 

無機質になってしまえ

もうなりふりかまわず

ただ、暴力的に息をして

私は何も信じないし、持たない

 

まやかしを受け入れ胸いっぱいに吸い込み

吐いて捨てる

 

肺は煙で満たされ私は言葉を失い

心臓を甘く包んでいたものは跡形もなく

消え失せた

 

走っている時は思考が削ぎ落とされる

もう一度、パンクしてしまったんだ

元には戻せない

 

くちびる噛み締めて血を流しながら

生きるよ、新しい私

 

この世は地獄でしかないから

希望は天使にたくそう