影踏み

すべてが無常に感じられる
本当の感情は表面を雨粒のように滑り落ちていくだけ
普通を装っていても隅っこに追いやられる
目に見えない世界がほくそ笑む
勘違いでないの
だから私に色をつけようとなんてしないで
激しく叩かれる鍵盤の音が
壊れてもなおそのままで

美しさが破綻してく
愛はもう刹那
輝きは偽り

火傷だけじゃもう物足りない
刺し殺し合うくらいじゃないと
もう何も感じないのよ

滑らかな肌の上にざらつくその傷が
私の信じられるもの

サイコパスみたいな私