冬のキス

好きが過ぎれば

壊れていくのが普通のようで

戻らない言葉をいつまでも探している

 

私の心は囚われたまま

すぐにどこかに消えてしまうあなただから

 

不器用で生きづらそうで

どうにかしがみついていたいずるい気持ちが

濁してしまった

 

水面が落ち着くまで

私は何もすることができない

 

私達は泉の奥底でどちらかが

動けばすぐにお互いが見えなくなってしまう関係なのだろう

何もしないでいられない

 

冬が来て全てが凍ってしまえたなら

その時ようやく

私達は永遠と愛が得られるだろう

死んでしまいたい

あなたとなら