2014-09-08 果実のきず 詩 夏の終わりを知らせる雨に私は心の何かを押し流された桃の表皮を爪で傷つける柔らかな果肉から零れ落ちる果汁人の身体にはたくさんの傷があってそれは内側にやがて隠れてしまう目に見えているものが世界ではなく心の奥底に本当の世界が広がっている