線路、世界路線、わたしは人という

完璧な愛の世界は儚げで

たった1つの歪みで

崩れていく

 

がむしゃらに生き続けなくてはならない

真偽なんかでなくはなく

言葉が痛い

 

私はどんだけ悲しみに切り刻まれて

震えて投げ出したい生に

しがみつけと世界はいうのだろう

人としての人となりが

ほころんで絡まって

私はまた世界に沈んでいく

ルールはわかってる

 

私であれ

私は血に濡れて

ひしゃげていく

 

男は男で

女は摩耗し

人となり

人を知り

人を失う

 

美しく悲しみが降り止まぬ

 

魚の目で深淵を

息もままならないまま

 

幸せの残骸をかき集め

なにかの刑を与えられ

もうたてる足もない

 

千切れた手足

薄れていく脳は考える

 

救われることなく

誰にも知られずに

孤独に性を突き立てられ

 

嬌声をあげるのだ